今月の農作業(1月)柑橘・すもも

JAありだ営農指導課

柑橘

令和2年産温州みかんを振り返って

気象結果

令和2年は、1月から3月にかけて気温が高く推移し、満開期が早くなる事が予想されましたが、4月の低温により平年並みの満開期となりました。5月下旬頃の高温、乾燥により生理落果数が多くなりました。6月中旬から7月下旬にかけては、雨量も多く日照不足となりましたが、8月に入ると高温と乾燥の影響で、日焼け果の発生や落葉する樹も見られました。9月から10月上旬は降雨量が多い結果となりました。

表1

品質結果

令和2年度は梅雨明けが遅く、平年に比べ糖度が低く推移しました。8月に入ると降雨量が極端に少なく糖度が平年並みに回復しましたが、灌水を行っていない園地では、落葉や根の痛みにより樹勢が低下し、その後の品質が伸び悩む原因となりました。8月の乾燥に合わせて、9月上旬から中旬の降水量が多く気温も高く推移したため、秋芽の発生した樹が多く見られました。特に隔年結果が激しい樹では、秋芽が多く発生しており品質が低下する原因になりました。また、平年に比べ10月以降の気温が低く推移しましたが秋芽の影響により着色の遅れも見られました。10月中旬以降は、晴れ間も多くなり平年並みの糖度となりました。

肥大に関しては着果量は多かったですが、雨が多く降った影響もあり良好でした。

表2

樹勢回復

着果過多により、樹勢が低下している園地が見受けられます。そのような園地では、樹勢回復のために液肥の散布を行いましょう。気温が10℃以上ある暖かい日に、尿素500倍を2~3回散布してください。

冬季の乾燥は、落葉や枝枯れ、樹勢低下の原因になります。2週間程度、雨がない場合は、暖かい日に灌水を行ってください。特に根が浅いゆら早生や若木では、土の乾燥状態をこまめにチェックしてあげましょう。

カイガラムシ類ハダニ類の防除

近年秋の気温が高く、以前に比べカイガラムシ類の発生する期間が長くなっています。カイガラムシ類やハダニ類が多く発生している園地では、12月中旬から1月中旬の散布前後が暖かい日に、夏マシン油乳剤(97%)60倍又は、冬マシン油乳剤(95%)45倍のいずれかを散布するようにしてください。カイガラムシ類やハダニ類は、葉の裏や枝・幹を中心に生息しているので、樹幹内部まで丁寧に散布するようにしましょう。カイガラムシ類の多発園では、マシン油の散布と生育期の薬剤散布を行うことで発生密度を下げることができます。カイガラムシ類とハダニ類の被害果を少なくする対策の1つとして積極的に散布しましょう。

幼木や樹勢の低下している樹では散布を控え、中晩柑類は収穫後に散布してください。

隔年結果対策

令和2年産で極端に着果が少なく、令和3年産で着果過多が予想される樹を対象に、収穫後から1月下旬を目安に夏マシン油乳剤(97%)60〜80倍にジベレリン液剤2.5ppm(2000倍)を加用し散布を行ってください。詳しくは営農指導員にお問い合わせください。

土づくり

健全な樹、高品質果実を生産していくなかで、土の生物性、化学性、物理性を改善していくことは基本的な管理作業であり、重要なポイントでもあります。1月から2月が作業の適期となるので、樹勢維持のためにも積極的に行いましょう。

酸性土壌の場合は適正なPHの為、石灰資材を施用してください。なお、慣行的に施用するのではなく、土壌分析の結果に基づいて施用してください。

除草剤の散布などにより土壌は段々固くなっている園地が見られます。養分や水分の吸収が悪くなり、樹勢の低下を招き生育不良や収量の低下、果皮障害が発生しやすくなる為、堆肥等の有機物を施用してください。土が柔らかくなることで細根が増え、養分の吸収がよくなります。さらには土の通気性や保水、保肥力の物理性の向上が見込めるとともに、土壌微生物が活性化することで土の健全化が見込めます。堆肥を施用する際、未熟な堆肥では逆に樹を弱らせてしまう可能性があるため完熟堆肥を用いるようにしましょう。

最近は耳にすることも少なくなったと思いますが、中耕を行うことも物理性を改善する上で大切な作業になってきます。

中晩柑類の収穫

中晩柑類で後期落果しやすい品種は、対策としてマデックEWを2000~3000倍で散布してください。(使用回数は年間1回)マデックEWは着色が進んだ状態で散布を行うようにしてください。

収穫前の腐敗防止剤の散布は必ず行ってください。また、収穫や選果の際は果実を丁寧に扱ってください。

すもも

整枝・剪定

樹齢の古い樹が多くなってきています。側枝の更新や捕植など計画的に進めてください。

スモモの花芽は、長果枝、中果枝、短果枝いずれも形成されますが、安定した結実と収穫ができるのは短果枝です。剪定の際、そのような枝を適度に残すようにしてください。

●側枝の配置と間隔

側枝は、主枝・亜主枝の側面からの枝を選び、大石早生、ソルダムでは、40㎝〜50㎝で配置するようにしてください。

●側枝の更新と予備枝の設定

側枝が古くなってくると、結果枝の発生が減少し、結実しても肥大が悪い傾向になりやすいです。1年枝を誘引して毎年新しい側枝を確保してください。

病害虫防除
●カイガラムシ類

最近、発生が多くなりました。越冬防除の時期です。石灰硫黄合剤10倍を散布してください。

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