
サンショウはミカン科の落葉低木。縄文時代の遺跡の中から山椒の入った土器が出土されていることから、日本最古の香辛料といえる。
日本人はこの日本最古の香辛料を長い年月をかけ、葉、花、実、幹、樹に至るまで、全てを利用する術を身につけてきた。新芽、木の芽は焼き物や煮魚に添え、味噌と混ぜて木の芽味噌に、花は醤油で煮て酒の肴やご飯のおかずに、未熟な青い実山椒は佃煮に、熟した実の外皮はすりつぶし粉山椒にする。さらに、木はとても硬いのですりこぎや杖として利用される。


消化を促進したり、胃の働きを良くしたりします。漢方の世界では、古くから今に至るまで、広く使われています。