組合長コラム

新年

更新:2024年1月5日

新年あけましておめでとうございます。

 組合員の皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年は新型コロナウイルスが感染症法上5類に移行されるとともに、爆発的な感染拡大もなく、人流がコロナ感染蔓延前のように活気を取り戻してきました。

 当JA直営のFMありだっこには、前年にも増して県外ナンバーの車が多く見られるようになり、増築により売り場面積も拡大し、甘くて美味しい有田みかんをはじめ、花や加工品など来店者の皆さんにたくさん購入していただくことができ感謝しております。

 管内の状況を振り返りますと、昨年6月2日に線状降水帯の発生による豪雨により、1000カ所以上のミカン園地や農道の崩壊など甚大な被害が発生しました。被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。

 また、夏は酷暑となり雨も少なく、例年以上に暑さとの戦いとなりました。秋になっても平年の4割程度の降水量で、ミカンの生産者にとっては厳しい栽培環境となりました。そんな中でも農家の皆さんの努力で近年にない美味しいミカンが生産され、高単価を維持することができました。山椒も高単価で取引され、販売額を伸ばすことができました。

 しかし、長期化するウクライナ情勢や急激な円安の進行などの影響で、燃料や原材料価格が高騰し、農業生産資材価格も高止まりし、組合員農家の農業経営が一層厳しさを増しています。JAありだとしても、引き続きできる限りの経営支援を行ってまいります。

 令和7年4月の県一合併が実現すれば、JAありだとしての最終事業年度となりますが、組合員の皆様にはご迷惑をおかけしないようスムーズな移行ができるように、また今まで以上に組合員や地域の皆様に喜んでいただけるJAとなれるように、役職員一同力を合わせて頑張ってまいる所存でございます。何卒、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 

新しい年が、組合員の皆様にとりまして実り多き年となりますことをご祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

                                                 1月5日

新年