組合長コラム

将来に向けて~有田みかん産地の維持~

更新:2022年2月3日

みかん畑のあちらこちらから、チェーンソーの音が聞こえてきます。農家の方々が老木園や不採算園の改植に向けて、みかんの木を伐採しているの です。一部を除き収穫がほぼひと段落し、中晩柑の出荷をしながら新年度に向けて、また将来の収穫に向けて、時には雪が散らつく寒さの中作業をしています。 また、猪に崩された石垣などを積み直したりと、身体が暖かくなる冬場ならではの力仕事をする時期でもあります。

畑での作業は新型コロナ感染とは無縁で、きつい作業ではあるものの「将来畑がよくなる」「美味しいみかんが収穫できる」と考えると、苦にはなりま せん。私も就農してからは毎年のように改植し、父が植えた木は八朔とネーブルが1本ずつ残っているのみです。振り返ってみると、しんどいながらも希望に燃えて楽しかったです。今年も10a程度休日を利用して改植する予定です。

有田では、このように改植を繰り返しながら美味しい有田みかん産地を維持しているのです。令和4年産有田みかんもよろしくお願いします。

将来に向けて