農業者インタビュー

農業者インタビュー

土と水とわたし#6

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更新:2023年3月30日

今回は和歌山県有田川町でレモンを中心に、温州ミカンやきゅうりなどを栽培する岡野秀樹さんにお話を伺いました。今から約25年前、奥さまとの結婚を機に農業を始めました。

土と水とわたし #6
土と水とわたし #6

就農した当時のことを教えてください

約25年前、結婚を機に農業を始めました。それまでは、タタミ職人として働いてきましたが、奥さんの実家を継ぐため、就農することを決心しました。当時は「まさか自分が農業をすることになるとは」と思い、とても驚きました。

就農するまでは農業経験が全くなく、農業は収入に波があり不安定なイメージを抱いていました。就農当初は、温州ミカンとスプレーマム栽培がメインでした。インターネットからの情報収集も容易ではなかったので、農業に関する知識は義父母や近所の方々から指導を受けましたが、仕事に慣れるまでに5年ほどかかりました。

レモン栽培を始めたことについて教えてください

約2年前、燃料費の高騰やコロナ禍の影響もあり、長らく続けてきたスプレーマム栽培を終えることにしました。しかし、ビニールハウスがもったいないので、営農指導員に活用法を相談すると、無加温ハウスでのレモン栽培を勧められ栽培を始めました。

将来の目標について教えてください

奥さんとともに、これからも健康第一で、いつまでも夫婦仲良く作業を続けられたらいいかなと思います。

また、自分の目標よりも、有田地域の農業全体がこれからもますます盛り上がっていけば嬉しいなと思います。若手・担い手農業者や、これから新たに農業を始める新規就農者が、やりがいや楽しさを感じられるような環境づくりにも励んでいきたい。そのためには、自分の頑張りはもちろんのこと、営農指導や販売力強化など、JAのサポート力強化も図って欲しいと思います。

次世代を担う農業者を応援していきたいです。

プロフィール

岡野 秀樹

  • 生産している主な農産物 レモン、温州ミカン、きゅうり
  • 営農地域:和歌山県有田川町

出荷物が高値販売できたときは本当にやりがいを感じる。担い手や次世代の農業者がそのように楽しく農業ができるような環境にしていきたいと思っています。